昭和やったね

昨夜久しぶりに窓を開けて叫んだ
意味はない
認知症の攻撃を一身にあび心が責めさいなまれる閉塞感から
窓を開けて叫びたくなる
同時に年老いた母にも大声をあげて叱りまくった

飽きたらず、おさまらず、同じ介護に頑張っている
のりこさんにもメールでSOS

まったく、ざまはない!(;一_一)
ぶざま極まりない
溢れる激情をぶちまけたメール
でも1通、最後の理性で送信をはばかったものがある
先ほど未送信BOXから削除
読み返して我ながらゾっとする

でも、この4年介護に消耗しきっている自分は
自分でしか守れないのだと、自分を責めることはもう止めると決め込んでいる
だから責めはしない!
どんなに醜いメールでもだ!
とは言え、後味の悪さに胸焼けはする。。。


母を今日からショートに預け、夕べとうってかわった静かな部屋を見回す
昭和を生きた父と母とで、サラリーマン家庭で2人の子供を大学を出し
建てて残してくれたこの家
もう古くて、あちこち床がユラユラ
昭和の後半はバブルとはいえ、前半は誰もが贅沢と無縁の生活だった
私も幼い頃は家にあった家電は炊飯器と照明くらい
弟のオムツを洗濯桶であらった覚えがある
テレビもエアコンも電話も車もないものだらけ



「昭和やったね」川で洗濯のくだりがある
多くの人が田畑を耕し生きてもいた
今、こんな田舎でも手つかずの田んぼがいっぱい・・・
「HUMAN」の中でも大好きな1曲
LIVE会場でも暖かい空気が流れた
無垢な共感が会場に広がって・・・


人って共感に癒されるものだと、改めて想ってみる
介護の苦しさも共感できる人の存在に大いに救われ、癒される
共感しようと寄り添ってくれる友に励まされもする


今日、昭和やったね聴きながらおもう
植えた覚えがないフリージアが開けた窓越しに香る
小鳥が運んできたフリージアの香りにも癒された^^

心静かに過ごしてリフレッシュして
母を迎える準備としよう・・・
認知症を患った母本人がまず認知の症状に苛まれてもいるのだ