同じ事を何十回と言われる
独りでそれに答え続ける
何十回も一晩に
やっぱり耐えられない
言われる前に、こっちが繰り返していうと
ものの3回で「もうわかった!」と怒る
それでも続けていると、怖いといわれた
傷つかないと自分に言いきかせる
はらが立つ
「ごめんね!怖い私で!」と怒鳴る
結局、こうなる
先日、アスパラとトマトとエリンギで合えものをした
今日は小エビとズッキーニでかき揚げをした
怖い女でも料理はする
自分が食べる為だけではないことは
私しか知らないのだろう
耐えられなくて「もう、やめてー!」と叫ぶ私に
「あぁ、こわい、帰ってこなきゃよかった」と呟く母
何の為に頑張っていても
どうでもいい、もうどうでもいいと繰り返し繰り返し思い知る
無理なことをしているんだ、そもそも
情けなさと苦々しさと腹立たしさと悲しさと敗北感にまみれる