笑顔

最近母の排便コントロールが課題となり、便を柔らかくする薬を飲んでいるが
過ぎると、ダラダラ便が出て身体に負担
薬の量がほどよい塩梅になるよう日々こまか〜に調整が必要になるが
なかなか施設はそこまで1人の利用者に深く関与してくれない
してくれないとは言いはしないが、結果的に、より差し迫って重篤な人が優先で
充分な人でが満たされてない現実とあいまって
家族が口を出さざるを得ない、出しゃばり家族のレッテルを張られようと
私は引き下がるつもりはない


ゆるくなりすぎた便がいつも出ているとオムツに便の滞在時間も長く
それは膀胱炎もひきおこす
肛門近辺もかぶれてくる
ウンチする時も痛い、おしっこも痛いという状態に陥る
マメにオムツ変えてやって下さいとお願いすると、しないとは言わない
だが結局いつもオムツは汚れて長い時間が経っているのが現実


排泄という行為は日々欠かせない
もしも充分お世話をして貰えるとしてもそれを受ける状態
或いは、放ちされているその状況のまま耐える状態
どちらも人としての尊厳に深くかかわる事案だ


お昼ご飯を食べさせに行って、ベッドからおこして車椅子に移乗させて
毎回「おかあさん!」と抱きしめてくる
「あぁ、、ありがとう」と弱く呟いて瞼をぬぐって喜ぶ母


抱きしめることしか出来ない
そうするべきだからでなく、それは人として娘としての
衝動
介護を受ける状況になるとあらゆることで
自分の想いどおりにはならない現実と直面せざるをえない
まして排泄行為が想うようにならないことは
家族として手助けできる限りは頑張らなければ


とは言え、施設の力を借りているのはこちらの事情でもある
家で看てあげられないのだから
そこは感謝しながら、でも、でしゃばりながらだ


近頃母は私を自分の従姉妹と勘違いする事が多い
お昼ご飯が食べ終わる頃にはちゃんと思い出してくれる^^
「おかあさん、私、誰?」と改めて問いかけると
ちゃんと「○○ちゃん」と言い、
自分で応えながらも自分が間違って勘違いしていた事実を認識するみたいで
自分で笑う
私も一緒に笑う
笑える時は精一杯笑おうと思う