大泣き

今日、母は久しぶりに大泣きした
時々ある
ここまる2日、朝〜夕飯までほぼ食べれてなくて
心配なので昼過ぎに覗いた
いつも通りベッドに独り横になって、ひとり言をつぶやいている
私が声を掛けると、わーーーん!とおいおい泣く
抱きかかえて背中をとんとん「わかった、わかったよ」する
しばらく泣きじゃくる


こんな時、わかったよ!って言いたい
機嫌よ〜くニマ〜っとする時もあれば、眠そうに不機嫌〜な時もある
母は誰にも知れず、母だけの時間を旅している
その日の状態は様々だが、食べれている量がすごく関与しているのは確かだ


涙の訳はどんな時間を旅していたかにも依るのだろうけど
ただ寂しいのだと思う
言葉にならない涙
母、ごめんね
ただ、ただ、ごめんね
家で看てあげなくて
ゆるしてね、なんてむしがいい事は言はない
滝のように流した母の言葉にならない涙はちゃんと私が受け止める


そして母が大泣きした日は私が家で泣く


でも今日の夕飯は久しぶりに少し食べれて
ホントにほっとした
「今日はよく食べれるね!食べてくれてありがとう!」と言うと
かすかに微笑んで頷いている