先日出掛けた先で、どこからともなく香った金木犀
１０数年前のこと、父の四十九日に帰省した弟が
「あ～懐かしいこの匂い！」と思わず言った
当時はご近所から香ってきていた
毎年香ってくると、あ～今年もそういう時期なんだなぁ
と、父を想いだすのだった
普段忘れてもないし、毎日仏壇の部屋のカーテンを開けて
写真に「お父さん・おはよ」から１日が始まっているが
この金木犀が香る頃になると
父が居た頃の諸々が想いだされる
ご近所さんは、後々大きくなる木の世話が出来なくなるからと
２、３年前にきってしまって、、、
香りを拝借できなくなっている、残念^^
裏のお家にはコスモスが咲いて
お花見させて貰ってま～すww
スーパーで栗ご飯セットとかも見かけるようになり
すっかり秋なんだなぁ
先日母の高カロリー栄養補助を取り寄せた箱に
「やわらかおせち重」のチラシが数枚
もう１０月だもんなぁ
”１年が早い！”ってそう思う時期が今年も来た
昨日の昼の母は凄く不穏だった
久しぶりに不満をぶつけて来た
母の中でいっぱいの不条理や自分ながらのなさけない想いが
溢れて出た様子は見てとれる
受け止めるしかない私
娘として、精一杯受け止める
娘として充分かどうか自信もないけど
肩を抱いて背中をなでて
こんな事しかできないことを詫びるのみ
「おかあさん、ごめん」これしか言えない、、、
なさけなく施設を出た
夕飯の介助に行ってみると
３時前に体重測定に起こしてもらいその流れで
「おやつ」を食べさせて貰ったらしい
こうしてお世話してくれることが嬉しかったに違いない！
その嬉しさで、自分の居場所がここであることを無理なく受け入れられたに違いない！
すっかり穏やかになって
夕飯食べながら、隣で他の入居者さんの介助をしているスタッフさんに
ほほえみかけては自分アピールしながら機嫌よく食べた
私は、母がこうして少しでも寂しさや不安から解放されて
ほがらかに過ごしてくれることを願うのみ
日頃はどうせ寝てるからと３時に声掛けすらして貰えてないけど、、、
全介助の要介護５なので他にもいっぱい用事はあるのは理解してるけど、、、
贅沢と言われるかもだけど、、、
願わくば、毎日３時にせめて声掛けだけでもしてやった貰えたらありがたい！
