施設にある空気感

今朝はショートの施設の送迎が11時半だった
母を預けていつもなら崩れるように眠るのだけど
夕べはバッチリ10時間余り熟睡してくれたので、私も良く眠れて楽!
預けたそばから普通に動ける


デイサービスの施設に更新の書類のことで出掛けた時のこと
驚いた!!預けたはずの母がそこに(@_@;)
いるはずないよ!
人違いだったけど、そのお婆さんも家に帰りたいのだろう
施設の2重ドアの内側を出て、開かない外側のドアの前ぎりぎりまで車いすで寄ってきて
うつむきながら、じーっと扉の外を見ている


早めに私が迎えに行くと、大概我が母もそうしている
他の利用者の人達の和にも入れず、ただただ家に帰りたくてそういうカッコウになっている。。。
同じ人が居る!他にもいるんだなぁと思い


何より胸に迫ったのは、そのお婆さんが家の母と同じ目をしていた!
その同じ目に動揺した
白髪にシワやシミ、細胞は衰えているけれど
感性が研ぎ澄まされた綺麗な目をしているのだ


赤ちゃんの目がキレイなように
でも赤ちゃんて無垢な何もまだ知らない目だけど
お年寄りの目って、、、特に家に帰りたい目がある
何もかも承知していて、それでもなすすべが無くて、じっと耐えている目
ドキっとした
そして、そのお婆さんの家には私と同じ想いをしてる人が居るのだと思った


帰りの道、久しぶりに魂リク聴いていた
ちょうど「糸」が流れて
無性に涙が流れて流れて、とめどなく泣いた
ずーっとずーっと


ましゃの声って、人の心の琴線に触れる波動を持っていると思う
持って産まれたものだろうけど、これってシンガーとしてすごい強み
WOWOWカウントダウン後、友達も「糸」で泣いたって言ってたっけ
御本家の中島みゆきさんも、ラジオで「福山さんの糸、凄く沁みます!」って言ってたもんね


いずれにしても、福祉施設には介護する人、される人の想いが交差しているのだなぁ
他のどの場所にも無い福祉施設独特の空気感がある
そこに漂って消えないでいるようだ、そこの壁に床に沁みているのだろうか
色々施設を見学に回っていて、何か胸にひっかかりがあった
その訳がわかった気がした