お祝い

お祝いが重なった
20日、母91歳の誕生日
21日、ましゃ31周年突入
そして、枯らしてしまった庭梅の木
根本から細い枝が芽を出して伸びていた
心を込めて水やりしていた、祈りながら
そしたら!その細い枝から地面すれすれの高さに
たよりなげだけど
見事に花を咲かせてみせてくれた!!!
f:id:cherryblossom:20210323133956j:plain
ありがとう!!!
叫ばずにいられなかった
嬉しくて涙が出た
こんなにも細い枝、小さい枝に
地面から10㎝もないところに


毎年、木い~っぱいに花を咲かせて
毎朝、カーテンを開けるのが楽しみで
この庭で一番好きな花
それなのに、介護にくたびれ果てて
鬱になり、
気がつかないあいだに枯らせてしまった、、、
それでも、こうして咲いてくれた

母が買ってきて植えて育てた庭梅の木
だからか、この頃母との日々を振り返る
この日記を遡って読むと
追われる日々につい忘れていた出来事が蘇る
母と私と認知症の闘い
母が暴れて暴れて止まらないと
ついに私がきれて、母以上の声とパワーで暴れる
そんな私を見て、我に返ったように戻る母
そして「私のせいで、おねぇちゃんがシンケになった!」
「ごめん!私が悪いの、ごめんおねぇちゃん、こらえてよ」
と泣く
その母に私も我に返る
母を抱きして泣く、私こそごめん!と
2人で夜中に号泣する
母と私と認知症の化け物と
他には誰も居ない家で
2人きりで闘った日々のこと

忘れてしまいたい
どうしようもなく辛い
だけど、それが認知症を生きた母の証
忘れたくない私の母の、だいじな想い出

小さな庭梅の花のところに行って
泣いた
私はこうして、この家で
この庭のある、ボロく傾いたこの家で
ずっと暮らしていこう

もう、すっかり弱弱しくなった母
明日は点滴の日
見守りに行く
コロナ禍で面会禁止だけど
特別に部屋に入れる
そういう意味でも点滴はありがたい