親は偉大

日頃の寝不足続きから疲れが溜まってカゼ引いてついに寝込んだ私
母の世話ができないので急遽ショートステイを依頼したが、いつもの処は満杯でNG
しかたなくまた新たな施設を契約して預かってもらった
そこが遠い。。。一山まるまる超えて行くところ・・・きっと心細くしてるに違いないと
だいぶ体が立ち上がってきた今日、様子をみに行ってきたら案の定・・・

昼食の時間帯だった、案内されてフロアにいくと、テーブルで他の利用者さん達にまざって何気に食べていたが
私を見つけるや、「おねぇちゃん!おねぇちゃぁあん」と大粒の涙をボロボロ流して声をあげて泣いた

近づいて肩を抱くとお世話してくれてるスタッフさんに「これが私のお姉ちゃんなの、お姉ちゃん」と紹介する
(お姉ちゃんじゃねえし・・・)

もうしばらく私のカゼが治るまであと2泊してねと頼んで帰る時、個室を出ようとしたら
そこまで見送るといってフロアまで出てきて、スタッフさんにしっかり手を繋いでもらいながら
静かに私を見送ったその姿はまぎれもなく親だった!
2泊で家に帰れるのは嘘かもしれない、それでもいいよ
そう言っている姿に見えて・・・
私をお姉ちゃんと呼ぶのに、身体は一回り小さくなってるのに、親の大きさを私に見せていた

幾つになっても親を越えられないとこを見せてもらった帰り道、うねうね山道を走りながら
早く元気にならなくちゃとおもった小春日和の昼下がり、日差しが暖かだった