いつもの・・・

夕べもすったもんだ。。。
まだ」頑張れる
もう」無理

母の症状は、進むでもなく、治るでもないながら
日によって、時間帯によって波がある
その波の中、まだと、もうの間を揺れながら日々を重ねてきた介護生活


認知症の症状の出方は発症前の持ってうまれた性格とか経験によって
様々なのだろう
大なり小なり家への執着もあるだろうが
わが家の母、症状が変わらないながらも「家」への執着は深くなっているような・・・

最近の介護施設は、一昔前のイメージを払拭して
個室、清潔、快適、和やか、娯楽要素もあり
なかなか慣れない母の面会にも利用中よく足を運んだが
認知の段階によっても、いろんな様子の人が勿論いるわけだが
どうも、我が家の母は何年たってもなじまない


家での過ごし方が施設の生活ぶりに
施設での過ごし方が家での生活ぶりに反映しあってもいるようだ


今年になって、私の揺れ幅が広がってきた
数年の介護により、溜まりきったストレスで沸点が低くなっている
一方、数年介護生活を共にしてきて、こなれた部分もあり
時折母の笑顔が、いい表情したな〜って瞬間がある


昨晩は、最近の母の好みで、あっさり魚メニュー

これは好評だった
野菜たっぷりのスープと美味しく食べたまではよかった

同じことを聞かされて返事をさせられる
1メートル範囲に私が居ないと騒ぐ
トイレもゆっくり行けない、今更始まったことじゃない
だからこそ、もう我慢したくない自分が暴れる
これが、いつもの、すったもんだの入り口だ


最近、もう無理と思う回数が増えてきた
七転び八おき方式で、まだ頑張ろう、頑張れる?
母の家に対する執着の強さに軍配が上がってゆく
だって、此処は母の家なのだ

独り身の無職な女の老後に勝ちめはない
勝ち負けなんかじゃないけれど