由緒

正しき由緒
今朝BSのNHKで京都の名家の暮らしが紹介されていた
「歳時覚書」なる、その家に代々繋がる季節、行事等の
御ばんざい、雛菓子、飾りつけ等、代々の当主の妻達によってしるされている

貴賓溢れる暮らし
おおよそ我が家とは程遠い
程遠いってこうゆうこと!!って茫然と観た^^


先日私が好きな美術館にお出掛けしてきた
そこには遊歩道があって
底冷えが続いていたけど、その日は陽ざしがしっかりさしてきて
10月を楽しんだ(^'^)
その傍らに、柏の木

っていわゆる落葉樹なんだけど、紅葉して葉っぱはやがて枯れるのだが
落ちない!
枯れたけど、木にくっついている
柏の葉っぱって一枚が大きいから、枯れたままに木に付いてる様は
いささか微妙・・・
しかしだ!その訳を聞いてみると感動

春が来て、新しい新芽が出る場所をそうして守っているのだそうだ
だから、代が途切れない縁起物として
男の子の節句には、その春の葉っぱを塩付けしてお餅を巻くのだそうだ


なるほど・・・
そう言われて見直すと、大きい枯葉をつけて佇んでいる柏の木は
圧巻だった
新芽の季節また来させて貰いますと姿勢を正した^^


生き物、植物、ありとあらゆる自然から学ぶことの如何に多いか
年をとってくるたび自分の無知と向き合うはめになる
こんな1つ1つを我が子と語れる幸せも世の中にはあるのだなぁ
これぞ自然からの恵み

せめて私は、母と柏の木の話をしようか・・・