想いで

夕べ、遠方の親戚のお婆さんから母に電話
ショートで不在を伝え、日頃のご無沙汰をネタに少々お話をした
ところが、そこでショックな知らせ
私の従兄弟にもあたる、そのお婆さんの甥っ子が亡くなっていた
今年の3月だったという
わが家も認知症の年寄をかかえて大変な日常なので
特に知らせなかったと聞く


寂しさがこみ上げる
子供の頃、父の実家(遠方)に遊びにいくのが楽しみで
夏休みの恒例だった
海も近く、水着で浮き輪とタオルもって海まで走ったり
西瓜を従兄弟たちと並んで食べたり、そんな時いつも彼がそこに居た

大人になっては一等航海士で外洋に出るが、我が家近くの大きい港に
その船が着くときは、我が家に一泊寄ってくれていた


私より1歳若い
鷹揚な性格で、やさしくて、いつもニコニコしていた
もう何年も会っていない
父の葬儀以来会ってないから10年余り
去年の暮から入院してるのは、他の親戚筋から聞いてはいて
お見舞いに行きたいと思っていたのに・・・


子供の頃の夏休みの想い出
楽しかった想いでが、より一層たいせつな想いでになる


近所との小競り合いなんて、どうでもいい気になってもくる
このタイミングでこの知らせが入ってきたのは
彼が心配してくれていたのかも知れない
寂しさが増して涙が流れる
自分の大人気なさがほろ苦い


年をおうごとに懐かしさが増していた夏休みの想い出
今日ショートから母が帰るので
フンパツして、高いけど西瓜を買ってこよう